心温まる家族のお話をご紹介します
あらすじ 親子の証
僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。
代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。
それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。
「親子」の強く確かな絆を描く表題作。
家庭の事情から、二人きりで暮らすことになった異母姉弟。
初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく
(「7’s blood」)。優しい気持ちになれる感動の作品集。
-bookデータベースより-
感想 親子の絆
「親子の絆はへその緒でも卵の殻でもない。
それはもっと、掴みどころがなくてとても確かなもの。
だいたい大切なものはみんなそうだ。」
僕は捨て子なの?
それを明らかにすべく、母にへその緒を見せて!とお願いしたら出てきたのは
卵の殻でした。。。
主人公、育夫の親も友達も個性的で素敵✨
型にはまっていることが正しいことなんだろうか。
普通であることが幸せなんだろうか。
周りは辛いだろうなと思っていても当人はそうでも
なかったりする。
型通りでなくても思い通りにできることが幸せなんだろうな。
実の子でも虐待する親がいる。
血の繋がりは愛情の大小には関係あるのか。ないのか。
子どもを愛するってどういうことなのか。
心がジンと温かくなるお話✨
家族について、愛情について考えされられました。
読んで欲しい人
子どもがいる人
一人で子どもを育てている人
子育てがつらい人
親が離婚している人
腹違いの兄弟がいる人
是非✨
瀬尾まいこさん紹介
1974(昭和49)年、大阪府生れ。大谷女子大学国文科卒。
2001(平成13)年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、単行本『卵の緒』で作家デビュー。
2005年、『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞
2008年、『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞
2019年、『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞する。
他の作品に『天国はまだ遠く』『あと少し、もう少し』などがある
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