アッサムってどこだろう。ダージリンと同じくインドにあります。
インド産の紅茶の半分はアッサム産で、アッサムは世界最大の紅茶の産地です。
(世界の4分の1はアッサムティーなんです!)
インドの国民が毎日飲むチャイはアッサムティーです。
(インドの人口は世界第2位の約13億人・・沢山必要です)
ではアッサムティーをご紹介します。
環境・・インドの広大な平野
アッサムで紅茶は広大な平野で栽培されています。
周りを囲むヒマラヤの山々のぶつかった湿った季節風が大量の
雨を降らせます。
ブラマトラ川からの水蒸気が雨や霧となり茶葉を湿らせます。
この圧倒的な水分がアッサムティーならではの渋みを生み出しています。
独特の渋みが深いコクを感じさせます。香り・味ともに重く濃厚な味わいです。
硬水を使うと渋みが軽くなって飲みやすくなります。
安くてイギリス市民が愛飲している紅茶です。
茶葉のグレード
全体の90%以上がCTC製法で工場で作られています。
CTCは全体的に水色が濃くなります。
小粒・・水色が一番黒っぽい赤
大粒・・黒みがかった赤い水色。
見た目と違って渋みは弱く、マイルドな味わい。
短時間で濃厚な紅茶液を抽出することができます。
アッサムの茶葉は主にチャイ用です。
インド国内で大量に消費される需要にこたえています。
また、多くの工場がオーソドックス製法の設備も持っています。
(オーダーの需要に応えるため)
オーソドックス製法ではOP(オレンジ・ペコー)が中心です。
*ファーストフラッシュ・・2月下旬~3月にかけて芽吹いた新芽を
収穫した茶葉で仕上げたもので、青い草や花を思わせる香りです。
(生産が少なく希少)
*セカンドフラッシュ・・4月~6月にかけてゴールデンチップを最も
多く含む最上級茶葉に仕上がります。
旨み・甘い香り・力強いオレンジの水色が高評価です。
*オータムナル
9月~11月に摘まれたものはすべてオータムナルに入ります。
渋み・水色とも濃厚でミルクティー向きです。
製法・・CTC製法
大規模工場で、CTC製法で作られています。
アッサムの茶葉は大きい物だた14~15cmあるので、
まずロータバンでねじ刻まれ、発酵させる。
アッサム種の茶葉はもともと発酵が早いが、細かく刻むことで
表面積が大きくなり、発酵・乾燥も早く進みます。
製造過程の時間短縮になり、これがCTC製法のメリットでもあります。
インド風チャイの作り方
材料(1人分)
茶葉・・・ティースプーン2杯
牛乳・・・210cc
水・・・140cc
作り方
①手鍋に水と茶葉を入れて火にかける。
②茶葉が開いたら牛乳を注ぎ、沸騰直前に全体が盛り上がったら日を止める。
③ストレーナーでこしながらポットまたはカップに注ぐ。
最後に
国民の大きな需要に答えるべく、大きな茶葉から効率的にアッサム
ティーは作られていることがわかりました。
手間がかからず、ライトで飲みやすい紅茶です。
是非、チャイを作ってみてくださいね😊
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